2007年9月13日木曜日

空襲

 我が家のこいさんは、管理栄養士を目指しており、8月の実習で自衛隊の
食堂に何日かお邪魔していました。その縁か、9月8日の金沢駐屯地の
創立記念を見に行ったそうです。帰って来て、「大砲を撃ったら見ていた
子供が泣いたとか、戦車が速く走るの知ってびっくりした」とご満悦でした。
 そう言えば、私は昨年前駐屯地指令の山之上氏の講話を聞いたことを
思い出した。その中で、『責任感と恐怖感は反比例する』と話していた。
 私の父は大正生まれ。学校を出て、当時の大企業『陸軍』に就職をした。
余程居心地が良かったらしく、御幼少の私は晩酌のたんびに『昔話し』を
聴かされた。(と言うことは、前線に出て人を殺していないということです)
 父は内地での教練のあと、満州にいました。運よく終戦一年前に、大阪
の軍需工場の監督官として赴任。ある時、本部の上司に用があり面会に
行ったところ、大阪の空襲が始まったそうな。ヒュルルル ドカーン ドカン
父はとっさに物に隠れたそうな。ふと上官を見ると、立派な机脇の椅子に
微動だにせず、凛として座っていたそうです。子供心に「それって腰が抜け
たんじゃないの」と思った事もあったけど、昨年の前指令の言葉を聴いて、
「ああその上官は大変立派だった」と改めて納得した次第です。
統率する上官が取り乱しては指揮に関わる、と言ったところか。
 しかし、物陰に隠れたわが父の遺伝子を受け継いだ私は一体なんだ。
「責任感と恐怖感は正比例する」と言ったところか。
 

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